用語集

記事の会話に出てくる専門用語を、出典付きで説明します。


  • アクチュエーションポイントキーを押し込んだとき入力がオンになる深さ。従来のメカニカルキーボードはこの一点で判定し、同じ深さまで戻るまでオフにならない。
  • 静電容量無接点方式押下しても電極が接触しないキースイッチ方式。キーを押すと円錐スプリングが沈み、それに伴う静電容量の変化を読み取って押下を判断する。物理的接点がないため摩耗が少なく耐久性が高く、チャタリングも起こさない。
  • チャタリングスイッチの電気接点が接触する瞬間に細かく振動し、オンオフを高速に繰り返してしまう現象。キーボードやマウスで起きると、「a」が「aa」になったりクリックがダブルクリックになったりする。接点の劣化やホコリ・汚れ・湿気の混入が原因となる。
  • 円錐バネ静電容量無接点方式のキーボードで、キーの押下により沈むことで静電容量の変化を生み出す部品。上にはカップラバーが被さり、これが打鍵感を決定づけ、電極が接触しないためチャタリングが発生しない。
  • DAG同じ場所へ戻ってこられない一方通行のグラフ構造。処理が一巡して元へ戻る「循環」を持たないため、実行の順序が事前に確定する。エージェントの実行計画をこの形に固定すると、実行時に経路を組み替える自由と引き換えに、なぜその経路を通ったかを後から検証できることと、同じ入力なら同じ経路を辿る再現性が得られる。
  • グラフエンジニアリングエージェントの処理を、ひとつながりのループとしてではなく、処理の流れを表すグラフ(状態機械)として組み立てる考え方。2026年6月に広まったLoop Engineeringという呼び名の次に使われ始めた言葉。ここでの「グラフ」は一つの設計を指すのではなく、実行中に経路を組み替えられる柔軟な型(LangGraphなど)と、実行前に経路を固定して検証できるようにする型(DAG固定)の両方を含む。どちらを選ぶかは、その仕事が実行中に来る新しい情報でどれだけ変わるかで決まる。
  • LangGraphエージェントの処理の流れを組み立てるための実行基盤。2024年1月公開。共有される状態(State)・状態を受け取って更新を返す処理(Node)・次にどこへ進むかの規則(Edge)の3つで構成し、流れはEdgeが管理する。同じ場所へ戻れる循環を含む流れを作れることを特徴として挙げており、実行中にノードや経路を追加・削除して構造そのものを組み替えることもできる。
  • ラピッドトリガーキーが押されている間は入力オン、戻り始めたら入力オフになる入力方式。押し込んだ深さを連続で読めるスイッチ(磁気ホール効果センサーなど)が前提で、決まった深さで判定する従来のメカニカルキーボードと違い、動かした距離そのものを見る。
  • ラバードームキーの反発力を生むドーム状のゴム部品。キーを押し下げるときに抵抗し、指を離すと元の高さに復帰させる役割を持ち、メンブレン方式ではこれで接点シートを押して入力を検知する。
  • 状態機械処理が今どの状態にあり、次にどの状態へ移るかを定めた設計図。LangGraph の公式説明は「状態機械はラベル付きの有向グラフとみなせるので、両者を同じものとして考える」と述べており、エージェントの文脈で「グラフ」と呼ばれるものは、この処理の状態遷移図を指す。